もう、なんかいつの話?っていう話ですが、写真も整理してあったのでアップしますね。
展示会を終え、その後のこともある程度落ち着いた11月、夫と旅行に行きました。
「どこ行きたいよ?」
美味しいもの食べれるところ。
「海がいいか、山がいいか?」
お魚が食べたい。
で、決まったのが三河湾の入り口にある日間賀島。
タコやのりで東海では有名・・・だと思う。
午前中は仕事をし、出かけたのは午後の2時過ぎです。
高速を走り、知多半島の先で車を預け、高速船に乗り換えます。
船で島に渡るなんてわくわくします。
高速船は、島の人たちにとってはバスみたいなものらしい。
自家用の漁船を持っていても、その船は家族の足にはよっぽどの事でなければ使わないそうです。
10分くらいで島につき、船を下りると宿のお迎えが待っている。
狭い狭い道路を進み、この日お世話になる宿
『悠月』に着く。
旅行の行き先と宿は、いつも夫が探す。
ネットで検索し、口コミ等を読み、あちこち見比べていい感じの宿を探すのが夫はうまい。
私が探そうとしても、ネットで迷子になるだけで、すぐに「どけ」って言われてしまうのだ。
悔しいけど、今までで夫が探した宿に「はずれ」は無い。
海に面した大きな窓辺のテーブルに通され、宿帳に記入する。
その間にお茶と和菓子がふるまわれた。
客室は、全部で5部屋だけ。お風呂もすべての部屋に用意されていて、あちこち歩き回らなくてよい、のんびりできる部屋でした。
テラスから見えるのは、空と海と船とトンビと隣の島だけ。
天気や季節によって、その色が違うんだろうなぁ。
部屋はそんなに広くないけど、天井が高く、琉球畳(?)が気持ちいい。
お風呂は大きな窓を開けると露天風呂に変わる。
寒い日だったけど、入った時少し窓を開けてみたら、波の音と船の音が遠くに聞こえた。
遠くに見える島は答志島だ。その向こうに渥美半島の明かりも見えた。
天気がいいと、伊勢の方まで見えるのだと、宿の人が言っていました。
食事は、1階の、これまた5つに仕切られたそれぞれの部屋に通される。
まずは、生ビールでかんぱーい♪
と、その一杯目のビールを飲み干す前に、
長女から自転車にぶつかり今病院に行って帰るところ・・・という泣きながらの電話を受け、もう食事を楽しむどころでは無くなったわけですが・・・(笑)
とにかく、命に別状はなく、明日向うからと言い電話を切り、食事はもはや楽しむというより、食べながら次の日からの計画を立てる夫婦の会議のようになってしまいました。
でもね~、どれもおいしかったの(^^)
食べ切れるかしらと思えるほどのお刺身には伊勢エビも。
また、今年私たちにとっては初物となった松茸の土瓶蒸しには細かく包丁が入ったほわほわの鱧が入っていて感動しました。
ワタリガニをつつく時間は、いつもお喋りの私も静かになり、この頃には次の日の動き方も決定し、やっぱりこの時間は楽しもうよと、日本酒も入り始めた。
そして、日間賀島自慢のたこー♪
ゆでてあるから、醤油も何もつけないで味わって。と宿の人が言うだけあって、香りよくあまいタコでした。
もうお腹いっぱい♪
かーらーのー、鯛の塩焼き、フグのから揚げ&タコ飯!!! +デザート。
美味しいから、完食してしまったよ。
あー満足まんぞく。
朝は雨の音で目が覚めました。
ざーーー。
旧国道沿いに住んでいるため、車の音が最優先で聞こえてくる我が家。
逆に、市内でも奥まった、今でこそ住宅街ではあるけど、私がいた頃は周りを田畑に囲まれ、竹藪の笹の擦れる音が聞こえるくらい静かな環境にあった実家の北側の部屋にいるような錯覚を覚えるような朝でした。
朝食は、早めの時間で。
まだ、市場に出回っていない今年のもみのりを、伊勢エビのお味噌汁に入れたら、磯の香りが増して最高に美味しかった。
「年老いたトンビがあの木の枝に止まると、雨が上がるんですよ。」
その後、雨が上がったか、降り続いたか、もはや覚えていない。
そのまま船に乗り込み、名古屋駅に向かった。
いや、高速を走る車内で路線案内を見ながら、大府の駅でそのままの荷物を持ち私だけ降りた。
電車で名古屋まで向かい、横浜行の新幹線に飛び乗った。
夫はそこから下道で自宅に戻っていったという、
慌ただしくも印象的な結婚25周年記念旅行となりました(^^)